【英語の4技能】初心者向け、聞く・話す・読む・書く バランス良く伸ばす
勉強と生活2025年5月1日

【英語の4技能】初心者向け、聞く・話す・読む・書く バランス良く伸ばす
英語を学び直したい社会人や初心者にとって、「何をどう学ぶか」は非常に大きなテーマです。 本記事では、英語学習の基本となる4技能(Listening/Speaking/Reading/Writing) に焦点を当て、それぞれの習得ステップとおすすめの学習手段を紹介します。
1. 聞く(Listening)― 耳を英語に慣らすことが最優先
■ YouTube動画(初心者向け)
- ケンドラ・ランゲージ・スクール:TOEIC対策、英会話、単語学習など、様々なコンテンツが提供されています。
- ディズニー英語システム:子ども向けですが、大人の初心者にも効果的。やさしく自然な英語に耳を慣らすのにぴったり。
■ アプリ
- ELSA Speak:発音をAIがチェック。リスニングと発話の同時トレーニングに
- YouGlish:実際の英語使用例をYouTubeで自動再生
- VoiceTube:英語動画+字幕+和訳でスクリプト学習ができる
■ 学習方法
- 毎日10〜15分、動画を「聞き流す」だけでも効果あり
- スクリプトを見ながら音読・シャドーイングに挑戦してみる
- 堅苦しい教材より、自分の趣味・関心があるものを選ぶのが継続のコツ
- ストーリーを知っている日本のアニメ・ドラマの英語吹き替え版も効果的
2. 読む(Reading)― 語彙と文法を強化し、英文に慣れる
■ おすすめサイト(初心者向け)
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- ネイティブ視点の実用英語表現+日本語解説つき
- スラングや日常フレーズをニュアンスまで丁寧に説明
- 文法より「生きた表現」に触れたい初心者におすすめ
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- 中学〜高校英語の重要ポイントをやさしく解説
- 文法・例文・解説が見やすく、必要なところから学べる
- 読むだけで納得できる内容が多い
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- 元通訳の講師が運営、日本語での文法・語順解説が充実
- 英語が苦手な大人でも「なぜそうなるか」が理解できる
■ アプリ
- LingQ:読んだ単語を自動で記録し、語彙管理がしやすい
- News in Levels:ニュースを3つの英語レベルで読める
- NHKゴガク:英文+音声で、中学レベルの英語にしっかり触れられる
3. 話す(Speaking)― まずは定型文や音読からスタート
■ アプリ
- Speak(スピーク):AIがリアルタイムで発話をチェック
- TALKING MARATHON:5分で日常表現を反復トレーニング
- ChatGPT(英会話モード):自由に対話しながら練習できる
■ 学習方法
- 定型フレーズを声に出すことから始める
- 自己紹介や趣味など「自分のこと」を英語で言ってみる
- 繰り返し音読することで自然な発音とフレーズが身につく
4. 書く(Writing)― 無理に書かなくてもOK。AIで効率よくアウトプット
書く力は大切ですが、初心者にとっては「最初にがんばる部分」ではありません。 まずはインプットを重ね、言いたいことが増えてから徐々に書き始めるのがおすすめです。
ただし、試験(英検・TOEFL等)ではライティング対策が必要です。目的に応じて調整しましょう。
■ おすすめのやり方
- ChatGPTに日記や短文を添削してもらう
- GrammarlyでSNS投稿やメールの英文をチェック
- HiNativeやLangCorrectで1〜2文投稿し、添削をもらう
- 音声入力で話した内容を文章にして簡単な記録にする
■ 書く練習に使えるプロンプト(例)
- I will write a short paragraph about what happened today in English. Please check it and give me feedback on grammar, word choice, and clarity. If possible, suggest more natural expressions.
※ これは一例です。Gemini、DeepL Write、QuillBotでも活用できます。
■ 学習プラン例(初心者・社会人向け)
※以下は一例です。進み方には個人差があるため、自分のペースに合わせて調整してください。 また、各フェーズでも「読み書き」を完全に省くわけではなく、無理のない範囲で自然に取り入れていくことが大切です。
■ 1〜2ヶ月目:聞く+読む(基礎づくり)
- YouTubeやアプリで「英語の音」に耳を慣らす
- 短い英文やラジオ教材で1日5〜10分のリーディング習慣をつける
- 単語やフレーズをメモしたり、簡単な英語を書いてみるのも効果的
■ 3〜4ヶ月目:聞く+読む+話す(基礎アウトプットへ)
- 定型文を声に出して読む・応答練習を行う
- ChatGPTやAIアプリで簡単な会話を試す
- 短い英文で自分のことを書く練習も並行して実施
■ 5ヶ月目以降:話す+書く(実践アウトプット)
- 英語日記やSNSで簡単な英文を投稿してみる
- 添削サービスで間違いを直しながら学ぶサイクルを作る
- オンライン英会話で「伝える」経験を少しずつ積む
まとめ
- 聞く・読むはインプット。最初の90日は「慣れる」ことを重視
- 話す・書くはアウトプット。定型表現や短い英語から始めてOK
- アプリやYouTubeは継続の味方。楽しく生活に取り入れるのがコツ
- 完璧を求めず、「とにかくやってみる」ことが英語力アップの第一歩
学生時代は「言われたことを覚える」一方通行の学習が中心でしたが、社会人は「自分に合った方法を選ぶ」ことができます。 通勤中に英語音声を聞く、アニメの英語版を見る、AIで会話練習をする──どれも立派な学習法です。
ここで紹介した内容はあくまで一例であり、参考としてご活用ください。 正解はひとつではありません。自分の目的・生活スタイルに合った方法を柔軟に取り入れて、無理なく継続することが何よりも大切です。