【書籍紹介】英語を英語で学ぶ、Essential Grammar in Use レビューと活用法
書籍レビュー2025年4月26日

【書籍紹介】英語を英語で学ぶ、Essential Grammar in Use レビューと活用法
英語を英語のまま学ぶスタイルに挑戦したくて選んだ1冊が、Raymond Murphy著の『Essential Grammar in Use』です。英語学習をやり直そうとする社会人にとって、日々の学習を支える“文法の教科書」のような存在になりました。音読やAIツールと組み合わせて、毎日少しずつ進めながら文法の型が自然と身についていく感覚を得られます。
基本情報
- 書名:Essential Grammar in Use with Answers: A Self-Study Reference and Practice Book for Elementary Learners of English
- 著者:Raymond Murphy
- 出版社:Cambridge University Press
- ページ数:320ページ(ペーパーバック)
- 言語:英語のみ
- 対象レベル:CEFR A1〜B1(初級者)
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概要




Grammar in Useシリーズは、世界で最も売れている英語文法書として知られており、Raymond Murphy著『Essential Grammar in Use with Answers』はその初級編にあたります。初級者(A1〜B1)向けに必要な文法事項を網羅し、シンプルで視覚的に分かりやすい構成と豊富な練習問題で、英語で文法を「理解しながら使う力」を育ててくれる一冊です。何百万人もの英語学習者に支持され、教師の補助教材としても世界中で利用されています。
レビュー・おすすめポイント
『Essential Grammar in Use』は、英語で英文法を学ぶというスタイルの代表格とも言える教材です。 中学英語レベルの文法を英語で解説しており、英語圏で「教科書」としても使われるほどの定番書です。
特長
- リスニングよりも「文法とリーディング」に特化した構成
- 左ページにやさしい英語の解説、右ページに練習問題という見開き形式で学習しやすい
- イラストや視覚的なレイアウトも豊富で、初心者でも理解しやすいように工夫されている
- 英語のみで書かれているが、「英語を英語で理解する力」をつけたい人には最適
- 解答付き版(with Answers) なので、自習にも安心して使える
向いている人
- 英語の解説を英語で読んでみたい方
- 英語に対する「読む力」を伸ばしたい方
- 日本語に頼らず英語を理解したい、という意欲のある方
向いていない人
- 日本語でしっかり文法の意味を確認したい人
- 和訳付きの教材でないと不安な方
- まったく英語に触れてこなかった方(最低限の基礎があるとスムーズ)
まとめ
『Essential Grammar in Use』は、「英語を英語のまま理解する」ことに挑戦したい初級者にとって最適な一冊です。 日本語での解説はありませんが、構成がシンプルで例文も平易なので、文法学習に集中したい方には特におすすめです。 AIや音声読み上げ機能を組み合わせることで、より効果的に活用できる現代的な英文法書と言えるでしょう。 英語学習を始めたばかりの方でも、「1冊手元に文法の教科書がある」と安心して取り組めます。
実際に使ってみた感想
英語だけの文法書と聞くと難しそうに感じますが、この本は解説文そのものも簡単な英語で書かれているため、ある程度中学英語を理解していれば十分読み進められます。 また、1ユニットごとに完結する構成なので、空き時間に少しずつ進めることもでき、無理なく習慣化できる点が魅力です。 文法用語を日本語で覚えるのではなく、例文の中で感覚として身につけたい人には特に相性がよいと感じました。